プロローグ:すべてはパワハラからの逃走劇
はじめまして!当ブログ「ぴようぇぶ」管理人の「ぴよ」と申します。
これは、30歳・スキルなし・実績なしの私が、キラキラ職業「WEBデザイナー」に憧れて無謀な転職活動を始め、地獄の釜のフタを開けるまでの壮大な(?)物語。
現在、未経験からWEBデザイナーを目指して心が折れそうなあなたへ。
「下には下がいるな」と安心して、少しでも元気を出してもらえたら幸いです。
私の前職は、車関係の営業職。上司からの毎日のありがた~いお言葉(別名:パワハラ)のおかげで、私の自己肯定感はマリアナ海溝よりも深く沈んでいました。まるで、底なし沼に引きずり込まれるかのように、日々精神がすり減っていくのを感じていました。

「このままじゃ、私の精神は削り節にされてしまう…!」
そう悟った30歳の春。私はなけなしの勇気を振り絞り、退職届を叩きつけました。未来への計画?そんなものはありません。あるのは「自由だー!」という解放感と、大学時代にHTMLを触って「面白い!」と感じた、フワッとした記憶だけ。今思えば、この「なんとなく」が、地獄への片道切符だったのです。

本編:秒速で散る。書類選考という名の壁
さて、自由の身となった私。「よーし、今日から私はWEBデザイナーになる!」と息巻き、転職サイトで「WEBデザイナー 未経験歓迎」の求人を検索。
「未経験歓迎」…なんて甘美な響きなんだ。私のためにあるような言葉じゃないか。
そう信じて疑わなかった私は、手当たり次第に応募ボタンを連打。さながら、転職サイトのボタンを破壊するマシーンと化していました。もはや、指紋がなくなる勢いです。

数日後、私のメール受信箱に通知が。
【件名:選考結果のご連絡】
キタキタキター!ついに面接か!?
逸る気持ちを抑え、メールを開封。
この度は、数ある企業の中から弊社にご応募いただき…
誠に残念ながら、今回はご期待に沿いかねる結果と…
…ん?
まあ、一社目だし、こんなこともあるか。次、次!
誠に残念ながら…
厳正なる選考の結果、今回は…
ご活躍をお祈り申し上げます…
「お祈りメール」の集中砲火。私の受信箱は、企業の慈悲深い(?)祈りの言葉で埋め尽くされました。面接どころか、書類選考という最初の壁すら突破できない。私の履歴書は、企業のシュレッダーを活性化させるためだけに存在しているようでした。もはや、エコ活動に貢献していると言っても過言ではありません。

「未経験歓迎」の文字は、蜃気楼だったのでしょうか…?社会の厳しさを知り、早くも心がささくれ立ち始めた私。
しかし、こんなところで諦めるわけにはいかない。「正社員がダメなら、アルバイトからだ!」
この安直な考えが、私の心をさらにえぐる、ある人物との出会いを引き寄せることになるのです…。
次回予告:【第2話】転機・心をえぐられた社長の一言編
やっとの思いでたどり着いたアルバイト面接。そこで待っていたのは、私の人生を根底から覆す、あの社長だった…!
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